2011年4月20日水曜日

米株市場が続伸、ナスダックは1.12%上昇

 [ニューヨーク 5日 ロイター] 5日の米株式相場は続伸し、ダウは一時、1万1000ドルに迫る水準まで上昇した。雇用市場好転の兆しを受け、景気回復が加速しつつあり、企業の業績見通しが改善しているとの期待が高まった。
 景気回復によって需要が拡大するとの期待感から、資源銘柄が上昇を主導。5日のニューヨーク?マーカンタイル取引所(NYMEX)で米原油先物が1バレル=86ドルを超えたことでエネルギー株が買われ、エクソンモービル<XOM.N>は1%近く、シェブロン<CVX.N>は1.3%、それぞれ上昇した。S&Pエネルギー株指数は1.6%高、S&P素材株指数は1.2%高。
 2日の雇用統計発表後、最初の取引となったこの日は、3月のISM非製造業総合指数と2月の住宅販売保留指数も予想よりも強い内容となった。
 ダウとS&P500はともに終値ベースで1年半ぶり高値を更新、ナスダックは1年7カ月ぶりの高値で取引を終えた。
 ダウ工業株30種は46.48ドル(0.43%)高の1万0973.55ドル。
 ナスダック総合指数は26.95ポイント(1.12%)高の2429.53。
 S&P総合500種は9.34ポイント(0.79%)高の1187.44。
 アップル<AAPL.O>は1.1%高で、終値ベースで上場来高値を更新。3日に米国で発売したタブレット型パソコン「iPad(アイパッド)」の初日の販売台数が30万台を超え、一部の予想を上回ったことが支援材料となった。
 半導体銘柄も好調で、フィラデルフィア半導体株指数は3%高。クリー<CREE.O>はUBSが投資判断を「バイ」に引き上げたことを好感して10%急伸した。米半導体工業会(SIA)によると、2月の世界の半導体売上高は前年同月比56%増加した。
 2月の住宅販売保留指数を受けて住宅建設株が買われ、フィラデルフィア住宅建設株指数は1.8%上昇。パルトグループ<PHM.N>が1.9%高、マスコ<MAS.N>が2.2%高で主導した。
 ハーレー?ダビッドソン<HOG.N>は、アナリストの目標株価引き上げを受けて一時、ほぼ2年半ぶり高値まで上昇。10.5%高で取引を終えた。

                  (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)
     終値         10973.55(+46.48)
   前営業日終値    10927.07(+70.44)

ナスダック総合
     終値         2429.53(+26.95)
   前営業日終値    2402.58(+4.62)

S&P総合500種
     終値         1187.44(+9.34)
   前営業日終値    1178.10(+8.67)

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引用元:arad rmt

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