2010年12月20日月曜日

豊橋の人工歯根使い回し:歯科医院に保健所が改善指導 /愛知

 豊橋市の歯科医院が使用済みインプラント(人工歯根)を使い回した疑いがある問題で、市保健所は12日、同医院に立ち入り検査などをした結果に基づき、業務改善指導書を出した。使い回しは確認できなかったという。同医院は12日、休診期間を9月まで延長する届け出を市保健所に提出した。
 インプラント手術を受けた30人分のカルテを抽出して調査した結果、記載があるべき治療計画や事前説明がなかった。手術の同意書の存在が確認できたのは、初診日が09年7月以降の5人だけ。病名、症状などの記載も不十分だったという。
 院内感染対策と事前検査の徹底についても、感染対策ガイドラインがなかったほか、研修も未実施だった。初診日に手術したケースが22例(77%)あり、病状を十分に把握してから手術すべきだと指摘した。【沢田均】

4月13日朝刊

【関連ニュース】
ひと:佐藤青児さん 「腔」を広げる重要性を訴える歯科医
口腔崩壊:貧困で子供の歯を治療せず 医師「実態調査を」
インプラント:使い回し疑惑で被害者の会設立 訴訟も検討
歯周病:骨髄液から歯ぐきを再生し治療 広島大で成功
入れ歯安定剤:自主回収 健康被害の恐れ

引用元:ロハン(新生R.O.H.A.N) 専門サイト

0 件のコメント:

コメントを投稿